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インフルエンザとかぜの違い

インフルエンザとかぜの違い

 

インフルエンザは、突然現れる高熱、頭痛、関節痛、 筋肉痛など全身の症状が強いのが特徴で、併せてのど の痛み、鼻汁、咳(せき)などの症状も見られます。 さらに、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性け いれんなどを併発し、重症になることがあるのも特徴 です。 特に高齢者、呼吸器や心臓などに慢性の病気を持つ 方は、インフルエンザそのものや、もともとの病気が 悪化しやすく、死に至る原因となることもありますの で、十分に注意する必要があります。また、近年、小 児(ことに幼児年齢)がかかると、まれに急性脳症を 起こして死亡したり後遺症が残ったりすることがある ことが明らかとなり、原因の解明や治療法の研究が進 められています。 わが国では、例年12月~3月がインフルエンザの流 行シーズンです。一旦流行が始まると、短期間に小児 から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むということ、 インフルエンザが大きく流行した年には、高齢者の冬 季の死亡数が普段の年より多くなるということから も、だらだらと流行する普通のかぜとは異なります。

 インフルエンザの原因となるインフルエンザウイル スは、A型、B型、C型に大きく分類されます。この うち、大きな流行の原因となるのはA型とB型です。 A型インフルエンザウイルスはさらに144種類もの 型(亜型)に分けられますが、そのうち、人の間でいま流行しているのは、AH3N2(香港型)と、A H1N1(ソ連型)の2種類です。これらのウイルスは さらにそれぞれの中で、毎年のように小さい変異をし ています。 B型インフルエンザウイルスは2種類(山形型、ビクトリア型)ですが、同様にその中でさらに細かい型 に分かれます。 これらのAH3N2(香港型)、AH1N1(ソ連型)、 B型が同時期に流行することがあるため、同じシーズ ンの中でA型インフルエンザに2回かかったり、A型 インフルエンザとB型インフルエンザにかかったりすることがあるのはこのためです。また、それぞれの細 かい型に対する免疫反応(抵抗力)は少しずつ異なる ので、人はインフルエンザウイルスの変異に追いつけず何回もインフルエンザにかかることがあります。

予防の基本

〇 流行前に

インフルエンザワクチンを接種

 

〇インフルエンザが流行したら

人込みや繁華街への外出を控える

外出時にはマスクを利用

室内では加湿器などを使用して適度な湿度に

十分な休養、バランスの良い食事

うがい、手洗いの励行

咳エチケット

 

流行前に

インフルエンザワクチンを接種

インフエルエンザワクチン

インフルエンザワクチンを接種することで、インフ ルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被 害を最小限に留めますが、100%近い効果を期待する ことはできません。また、残念ながら十分な効果が現れないこともあります。 ワクチンの接種を受けないでインフルエンザにかかった65歳以上の健常な高齢者について、もしその人が 接種していたら約45%の発病を阻止でき、約80%の 死亡を阻止する効果があったと報告されています。小 児については、1歳以上で6歳未満の幼児では発病を阻止する効果は約2030%で、1歳未満の乳児では対 象症例数が少なく、効果は明らかでなかったという報 告があります。 さらにワクチンの効果は、年齢、本人の体調、免疫 状況、そのシーズンのインフルエンザの流行株とワク チンに含まれているウイルス株の合致状況(流行する ウイルスのタイプの変化)などによっても変わります。 しかし、特に65歳以上の方や基礎疾患がある方(心 臓、腎臓若しくは呼吸器の機能に障害があり身の周り の生活を極度に制限される方、又はヒト免疫不全ウイ ルスにより免疫の機能に障害があり日常生活がほとんど不可能な方)は、インフルエンザが重症化しやすい ので、かかりつけの医師とよく相談のうえ、接種する ことを決めて下さい。 わが国のインフルエンザワクチンは、世界保健機関 (WHO)が推奨したウイルス株を参考にして、前シー ズンの流行状況などからその年の流行の中心となるウ イルスを予測して、毎年作られています。 ワクチン接種による免疫の防御に有効なレベルの持 続期間はおよそ5ヵ月ですので、毎年流行シーズンの 前(12月上旬頃まで)に接種することをお勧めします。 予防の基本は、流行前にワクチンを接種することです。

堺市でインフルエンザ予防接種、インフエンザ感染でお探しの方はmyclinicまでお問い合わせください。

堺市堺区新町4-22工電舎ビル3-B 

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