血栓症について
血栓症について
こんにちは
my clinic スタッフのKです。
今日は血栓症についてのお話をしたいと思います。
血栓症とは、血管内に血の塊が詰まってしまい、血の流れを止めてしまう病気です。血液が流れなくなると、その先の細胞に栄養が届かなくなるため、細胞が壊死して機能障害が起こります。 この血の塊を血栓と言い、血栓ができる場所によってさまざまな病気を引き起こします。
血流が速い動脈に血栓ができることを動脈血栓症、血流が遅い静脈に血栓ができることを静脈血栓症と言います。飛行機を降りたあとで突然倒れる「エコノミー症候群」も血栓症が原因でおきます。
血栓症が起きる原因
血栓症が起こるのは血流、血液、血管のいずれかに異常が起こるためです。
血流異常で起こる血栓症
血流が滞ることで血が固まりやすくなります。この血栓が血流に乗って別の血管に運ばれ、血管を詰まらせてしまうことがあります。 これが脳塞栓(脳梗塞)や心筋梗塞が起きる原因です。
血液異常による血栓症
血液には血管が傷ついて出血した場合に固めたり、反対に固めたものを溶かしたりする作用ガあります。
これらの作用に異常が起これば、血栓症が起こりかねません。
血液の凝固を促進する要因としては以下のものなどがあげられます。
・悪性腫瘍
・ピルの服用
・女性ホルモン剤
血管異常による血栓症
血管の内側には「血管内皮細胞(内膜)」があります。
血管内皮が傷ついてしまうと、傷ついたところからコレステロールが流れ込み、「プラーク」と呼ばれるお粥のようにじゅくじゅくした塊を形成。
この塊が壊れると、固めようとするシステムが働いて血栓が作られます。
血栓症の初期症状としては
ふくらはぎの痛み・むくみ・手足のしびれ
鋭い胸の痛み、突然の息切れ
胸部の押しつぶされるような痛み
激しい頭痛、めまい、失神、視覚、言語障害
左右どちらか片方の手足の脱力や麻痺
このような症状が急に出てきた場合は早期に受診をしましょう。
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